発達課題って何?①
発達課題って聞いたことありますか?
人間が健全で幸せな発達を遂げるために各発達段階で達成しておかなければならない課題であり、次の発達段階にスムーズに移行するために、それぞれの発達段階で習得しておくべき課題があるとされているんです。
発達課題をうまく達成することが幸福とそれ以降の課題の達成を可能にし、失敗は社会からの非難と不幸をまねき、それ以降の課題の発達を困難にする。
この課題の達成が人生の幸福や不幸に影響をおよぼすとは、人生も後半戦になってからでなくもっと早くに知りたかった。
それぞれの発達段階での発達課題を達成できないと、のちに心の問題を発症することもあります。
発達というと乳幼児から青年期までと思われますが、中年期と老年期の発達課題もあるのです。驚きました。
成人期後期の発達課題
アイデンティティーの再体制化
ライフサイクルの変化や社会変動の加速化に伴い、これまでのアイデンティティーでは長い一生を支えきれなくなり、再体制化をおこなう。
個別化
自分のそれまでの人生で活かされていない潜在的な性質や能力を活かして、より自分らしいあり方を実現していく。
生殖性
次の世代を育てていくことに関心を持つ。
身体的変化の受容と健康維持
体力の衰え、更年期障害、生活習慣病の発症、中途障害(脳血管障害、難病、事故などで突然に障害を持つこと)の発生などによる身体的変化を受け入れ、心身の健康を模索し、考え行動していく。
50代後半の私の発達課題に当てはまります。意識して課題が達成するように過ごしていきます。